彼『結婚しよう^^これからもずっと愛してる。』プロポーズから数ヶ月後、ドアの取っ手の部分に白いビニール袋が。な ん か 不 気 味・・・

 

この4年間、もう何度も聞いたあの台詞です。
「結婚しよう。愛してる。これからもずっと、お前を愛してる。
俺がお前を一生守るから」K助を愛していました。K助も私を愛してくれていて、いつかは2人で新しい家庭を作るんだと考えていました。
クリスマスにプロポーズをされたときは、次にプロポーズをされるときこんなことになってるなんて、考えもしなかったのに。
私はにっこり笑ったつもりでしたが、うまく笑えませんでした。
咳をしようと思ったら、口から出たのは泣き声でした。
泣き出した私をK助はどう解釈したのか、「この2ヶ月くらい、お互いに辛かったと思うけど、俺の覚悟はわかってくれたと思う。この先何があっても、俺がお前を守る」
K助が言い終わった瞬間、私は彼の顔を思いっきりはたきました。

K助が驚いたようすでこちらを見ているのを無視して、私は店を出ました。
店の外には、事前に打ち合わせた通りY太がI子を連れて待っていました。
また頭を下げるY太。しょぼくれた顔のI子。
K助が私を追い掛けて外に出てきて、私たち3人の顔を見て唖然とし、そしてすべてを悟ったのか急速に青ざめました。
「K助さん」と呼び掛けるI子を無視してK助は私に向かい、「違うんだ」と叫びだします。
「話を聞いてくれ」「こいつが勝手にやったことなんだ!」
I子は泣き出し、Y太はK助になぐりかかります。
K助はY太になぐられながらも、
「違う」と狂ったように叫んでいました。
私はその様子を、何をするでもなくただ眺めていました。
私の4年間って、こんなものだったんだ、とだけぼんやりと考えていた気がします。

Y太にムナぐらを掴まれているK助に、「4年間ありがとう。もうあなたの声も聞きたくないです。さよなら」
とだけ言いました。
誰かが何か言った気がしましたが、何も聞かなかったことにしてそのまま1人で帰りました。
涙も出ませんでした。
ただ喪失感だけが私を支配していました。

以上、1年前の出来事です。長い上に大した修羅場にならなくてすみません…。
支援ありがとうございました!

引用:MOJOLICA MOJORCA
画像出典:photo AC

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