まるで当時の俺かと思えるくらい似た話を冴えたスレで見つけたので、思い出しついでに投下。
一気に書くので誤字脱字はスルーしてくれ。
彼女との付き合いは高校からで、同じ大学の四年の時の話。
付き合いが七年にもなるので、俺に気の緩みがあったのは確かだが、一年下のアメフト部員に取られた。
そいつはその半年位前から事あるごとに彼女を口説こうとしていたのは知っていた。
「可愛いですよね」「俺なら加奈さん放っておかないな」「命かけられますよ」とか、自分に彼女がいる時でさえ加奈に対してモーション掛けまくってた。
段々それがエスカレートしてゆき、時には学食で俺含め何人かで一緒にいる時でさえも声をかけていた。
アメフトは学内でも幅を効かせていたからそれだけで気持ちが大きくなっていたのもあるんだろうが、完全に俺は舐められていたと思う。
確かに奴は180センチ強のムキムキ体型、俺は170弱の中肉中背の一見冴えない奴だったのもあるだろう。
ただ彼女は俺が奴を嫌っていたのは分かっていたし、奴のあからさまな態度を嫌悪していたから、特に誘いに取り合うこともなかったんで気にしないことにしていた。まあ「油断していた」と言えばそういう事になるかもしれんが。
ある日同級生のアメフト部員から連絡があった。
加奈とも共通の友達。
そいつの第一声、「お前、加奈ちゃんと別れたのか?」・・・