同級生『お前、彼女と別れたのか?』俺「えっ‥どうゆうこと?」→彼女に確認したら、衝 撃 の 事 実 が 発 覚・・・

 

全く意味が分からなかったが、後輩が加奈とやったという話をしているのを聞いたらしい。
よくよく考えると一週間位前、学祭辺りから加奈の態度が少しおかしかったような気がした。

で加奈に確認したら真っ黒。
学祭最終日に色んなサークル集まって打ち上げしたんだけと、その時酔わされてやったんだと。
酩酊させられてやられたんならそれ事件だから警察行こうって言ったんだけど加奈の歯切れが悪い。てか必タヒに阻止しようとする。
酔わされたといっても、加奈も満更でもなかったというオチ。
泣きながら言ってたよ。
「俺がバイトばかりで相手にしてくれなかったから寂しかった」
「後輩君はいつでも優しかったし、私を第一に考えてくれてたのが分かった」
「私の為に彼女とちゃんと別れてくれたから」
耳を疑ったよ。
七年も付き合ってこれかよ、ってね。

確かに俺はバイトばかりしていた。
でもそれは学費の為に仕方なかった事だし、それに四年になってからは学生最後に加奈を海外旅行に連れてってやりたかったので、バイトを増やしていたのもあるから。
旅行の件はサプライズのつもりだったんで加奈には言ってなかったけど。
なんかもう全てが馬鹿馬鹿しくなってね……

事件が起きたのはその三日後くらいかな。
加奈とは完全に切れてるというには微妙な時期だったと思う。

学食で一人で飯食ってる時に、食器下げがてらに後輩が俺のところに近付いてきた。
そして一言。
「加奈さん困らせるの辞めてもらえますか?」
意味不明で奴の顔を見上げるのが精一杯。
「男らしく身を引いてあげてやったらどうです?」
後輩は上から俺を小馬鹿にした様な目つきで言った。
「そんな事他人のお前に指図される筋合いはないよ」というと、後輩は無造作に食器をテーブルの上に置くと、大きく溜息吐きながら俺の目の前の椅子に座った。全く存在を無視されたアメフト一二年はそこに立ち尽くすのみ。
「彼女本当に困ってるんですから」
「困らせてんのはお前だろ」

その時加奈とその友達が学食に入って来て、俺たちが対峙してるのを見てすぐに側に来た。
側、と言っても俺の側ではなく、後輩の側。
で、奴の袖を軽く引っ張りながら、
「後輩くん、辞めてよ。こんな所で」
声を潜めて必タヒに訴えていたが、後輩は見向きもせずに薄ら笑いをたまにしながら俺の顔を見ていた。

 

643: 恋人は名無しさん 2012/07/07(土) 09:59:02.25 ID:CN10Qddh0
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644: 恋人は名無しさん 2012/07/07(土) 10:01:22.52 ID:cYis9tb80
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