続き
が、それから夫が妙に偽実家に入り浸るようになりました。
うちから偽実家は車で30分くらい。
夕飯時に帰ってこない。
洗濯物も出しっぱなし。
それでも、それまでの生活が酷すぎたので、目を瞑ってました。
主人が偽実家に入り浸りなので、私も休日は偽実家に行くようになりました。
今までは近くてもほとんど会わなかったから上手くやってたのに、
毎週のように会うと遠まわしにいびられるようになりました。
台所に立たせてくれないくせに「嫁子はなにも手伝わない」と言われ、
化粧をしていけば「夫がいるのに、そんなにめかしこんでどうするの?」と言われ、
すっぴんで行けば「みっともない」と言われ、
せっかく入った一流企業を辞めたのを根に持って
「別に辞めなくてよかったんじゃないか」と言われ、
私の仕事と旦那の仕事は関係ないのに、「私が働いてたからダメだった」とか言われ。
料理や茶碗洗いはさせてもらえなかったからしなかったけど、
配膳や風呂掃除はしてました。
退職については、真っ先にトメに相談しました。
体を壊してまで仕事しなくても、といったのはトメです。
いや、私も「いつか倒れそうで心配」と言いましたけどね。
私は旦那より先に帰ってますしね。
スズメの涙の収入でも、私が働いてたから、体壊す前に辞められたんだと思いますがね。
さすがに嫌味がきつくなってきたので、旦那に愚痴を言ったら
「手伝えばいいじゃん」
「ナチュラルメイクがいいんじゃない?」
「まあでも倒れて辞めてたら労災もらえたよなー」
sien
しえん
wktk
しえんありがとです。
いびられて情けなくなるので「私偽実家に行きたくない」と言ったら、
「俺が辞めて元気になったのも、おふくろのおかげなんだから。俺のこと好きならおふくろを立ててよ」。
そうですか、トメさんのおかげですか。
じゃあ私はなんなんでしょうね。
何のために居るんでしょうね。
日に日にそういう思いが募りました。
んで、私だってそれなりに仕事忙しいし、疲れてるのに触られるのが嫌になって、
夜を拒むようになりました。
疲れてるからこそ抱き合って寝たいのって、本当に好きだからこそ思えるんですね。
その頃は、嫌いじゃないけど、好きじゃないって感じでした。
夫婦だし、情はあるからするのはいいんだけど、疲れてるときは勘弁して、
という風に拒んでたら、まあテンプレどおりです。
浮気しやがりました。
夜中になっても帰ってこなかったので偽実家に電話したら、
夕食を食べないで夕方には帰ったとのこと。
電話にも出ず、事故でも起こしたかと心配になってたのに、
深夜に帰ってきた旦那は「夕飯は家で食べてきた」。
それですぐにピンときて、携帯を出させたら、あっさり白状しました。
なんかさーっと気持ちが冷め、
「もう別れる?」と聞いたら
「別れたくない。やらせてくれないから、ちょっとした出来心で」とのこと。
気持ちは冷めても私も世間体が気になるし、
私が辞めさせたのにこのまま放り出すわけにはいかない。
再就職すれば、また昔に戻るかも、と思いました。