今の賞味期限は40手前だよな
30歳ってむしろ女としてピークだよな
俺、俺の横にアケミ、俺の向かいにアケ父、その横にアケ母が座っていた
アケ父は何かをしゃべるたびにイラッとする言い方をする人だった
でも、最近は親しくしていた政治家が相次いで失脚して、アケ父の仕事も前よりはうまく行っていないみたいだった
政権交代の時期だった
アケ父の態度は悪いが、以前と比べたらだいぶ融和していた
アケ父「いやぁ、俺くんがそこまで頑張れるなら私もだいぶ信用できるようになるよ、
まあ君の家族はあまり優秀じゃないようだが、君は頑張れる男のようだね」
俺「今日は1つお話が会って伺いました。今日はアケミさんを下さいと言いに来たわけではないんです」
アケ父顔が驚く「ん?なんだね?」
俺「私は2年間一生懸命働き会社を成長させ、収入も増えました。
アケミさんとも時間を作って東京や埼玉まで来てお会いさせていただき、努力をしてきました。
誰から見ても、私の努力は認めていただけるものだと思っています。
私は2年半前にアケミさんをくださいと申し上げました。今日は同じことを言いに来たわけではありません。
2年半前に私にしたことを謝って頂きたい。今の私の力は、2年半前とは違います。あなたとも違います。私は何度も何度も暴言を受けても、一生懸命アケミさんを幸せに出来ると信じてここへ足を運んで来ました。
今ここであなたが私に頭を下げてくだされば、そうすれば娘さんの将来は私が保証しましょう。」
アケ父の会社が前よりうまく行ってないことは調べておいた
興信所もつかって、高いお金をかけてアケ父ファミリーのことを調べていた
アケ父のプライドの高さでは、絶対に頭を下げれる人ではないと完全にわかっていた
アケ父「そんなバカな話があるか!お前が頭を下げて頼んでくるものだろうが!
お前の仕事の力は認めるが、そんな失礼な話があるか!
2年前?俺はお前に対して失礼な態度をとったとは思わんがな!」
俺「あなたは2年前、私に水をかけて、私の家族を否定して、私の父を無能扱いしてまで結婚に反対されましたよね?それを失礼だとは言わないんでしょうか?
申し上げますが、これが最後のチャンスです。この1回しか言いませんが、私に対して頭を下げて謝っていただけませんか?」
アケ父はもう頭に血が登っていたが、まだ冷静さが残っていた
しかし、そこで意外にもアケミが割り込んできた
アケミ「何行ってるの俺くん!私のこと思ってくれてるんじゃないの?
そんな言い方ないでしょ?
俺くんの会社がうまくいってるのだって、俺くんだけの努力じゃないでしょ?
私のためを思ってよ!」
このアケミの一言でアケ父が我に返った
アケ父「そうだぞ俺くん、君は私の娘をなんだと思ってるのかね。
そんな言い方ではいけないなあ(ニヤニヤ)」
俺「いいんですね?本当に最後ですよ?」
アケ父「全く、話にならないなぁ(ニヤニヤ)」
俺「では、失礼します。もう二度とここには伺いません。アケミさよなら、もう君に会うこともないだろうね」