われながら誤字が多いな。
決してそんな状況になって、逃げたくなるのは責められない。
というより、もしかしたら俺らと同じ体験をした場合、
逃げる人の方が多数派じゃないか?
しかし、俺はそれを是とはしなかった。
俺「何言ってるんだ、消防を呼ばないと。」
「中の人助からないかもしれないぞ!」
A「別に赤の他人なのに、首突っ込む必要もなくね?」
「ってか、絶対面倒なことになるから逃げようよ。」
「今なら遅くないって。何も見なかった。それだけじゃないか。」
俺「さすがにそれはできない。もし、面倒なことに巻き込まれたくないなら、」
「最悪Aだけでも帰ってもらってもいいぞ。」
冷静にはなれないだろうけど
>>37
ほんとにそれ。そのまま帰ったら、
結果を知らないまま紋々とそのことを考え続けていたんだろうと思う。
そして、オレはおもむろにケータイを出した。
見ると、駐車場でも電波は3本立ってる。
さすがD社、山の中でも使えるとはいざというとき役に立つw
ちなみにAのケータイはS社で、お約束通り圏外だった。
そして、Aの制止もやむなく、オレはダイアルした。119。
消防A「119番です。火事ですか? けが人ですか?」
俺「あ、あの、い、いま、ホースを排気塔から車内に引き込んで
自サツを図っている車がいるんですが!!!」
消防A「排ガスで自サツを図っているということですね?
消防あくまで冷静だw 俺の同様をよそに。まぁ、当たり前なんだが…
消防A「場所はどこですか?」
ここで詰んだw 場所はわかってたけど、周りは山だし、
何らかの施設を目当てに来てるわけではないから、うまく説明できない。
俺「え!? えぇ〜〜っと、県道○○号を何キロかなんかして、
途中をまがって上がってきた先なんですが…
場所? う〜〜ん、ちょっと待ってください、何か目印になるものがあるか…」
そういいながら、今となってはつたないライトを一生懸命振って、
周りに何か目印になりそうなものが無いか探した。
さすがにAもここまで来て一人逃げようという気は失せたらしく、
俺のやり取りを聞きながらいろいろ協力してくれていた。
回りを見渡すと、登山者向けなのか、
そのあたり一帯の山の配置や標高、ルートなどが書かれた
木の看板があるが、肝心の場所を直接示すような表記はない。
「現在地」と書かれた場所を、周りの山との関係から一生懸命説明する「俺」。
でも、うまく消防に伝わらない。
場所を伝えるだけで10分近くかかっていた。
そして、あらぬ事か消防Aが言った。
消防A「まだはっきりした場所が確定していない状態ではありますが、
今、○○消防組合につながっています。
しかし、お話を聞く限り、●●市消防の管轄場所のようなので、
恐れ入りますがそのまま電話を切らずにお待ちください。
●●消防につなぎます。」
その間も、明らかに以上を示す車が目の前にある状態。
電話を持ちながら、膝ががくがく震えてたよ。