「警察ってなに!?なんで警察なんかよばなきゃいけねんだよ!!」と。
すると歩道から不意に「おい」と言う声がした。
横を見るとオレと同じくらいの身長の男が立っている。
セー病が「あ、ケンタ!」とか言って駆け寄る。
警察よりも早く彼氏が登場。
どうやらセー病はすぐ近くに住んでいて、彼氏と近くのコンビニで待ち合わせしていたらしい。
ケンタはオレがヘルメットをかぶったままなのをいいことに、ヘルメットをベシベシ叩きながら怒鳴りつけてきた。
「おい、場所かえようや?なぁ!?」とか言ってる。
救急隊員が止めに入るも、ケンタの勢いが停まらない。
ふっとケンタの顔に見覚えがあることに気づいた。
あれ・・・・どっかで見たことある・・・?
救急隊員にヘルメットを脱がしてもらい、ケンタの顔をまじまじと見た。
やっぱりこいつ知ってる・・・!
オレがじっと見ているのをガンを飛ばしていると取ったケンタはオレのムナ倉を掴んできた。
「お前コラ何ガンとばしてんだおおお?」
顔が近づいてきた。
街灯のの明かりでケンタの顔がハッキリと見えた。
中学の時にいじめられてたケンタだった。