つづき、
嫁はこの二日間で需要な話をしたと言っているが何を話したが2人とも覚えていない。
当初嫁の地元近くの町で別れる予定だったのだが、嫁がどうしてもと言うため
苫小牧まで送ってもらうことにしたので当初の予定より早い電車(笑)の乗った。
普通列車をつかったので乗り継ぎがあるため2時間以上掛かったが、
その間中ずっと隣にすわりずっと手を繋いでいた。
苫小牧に着くと冬だったせいであたりはすっかり暗くなっていた。
それだからか街全体が寂れて見えた、嫁を一人で置いていくのは不安になった。
第一フェリーの出航を待つと嫁が家に帰るのが9時を回ってしまう。
だから時間はあったが嫁に先に帰るよう促した。
でも、この頃は逆らう事がなかった嫁だったが絶対帰らないと言い出した。
嫁「私は一秒でも俺さんと一緒にいたいのに、俺さんは私の事を大切に思ってくれないんですね」
俺「大切に思うから先にかえって欲しいんだ」
嫁「こんど時会えるかも分らないのに」
嫁「俺さんは私の事を好きでないから、私の気持ちを考えてくれない」
泣き出して収拾がつかないので
俺「好きだよ」とこの時初めて嫁にいった。
嫁「ならなんでもう帰れっていうの(大泣き)」
自然と嫁の肩に片手を置いた、手を回して抱き寄せた、両手で抱き締めた、
嫁は俺の胸に顔を押し付けて泣き続けていた、頭をなでた、
嫁は驚いたように俺を見つめた、何も言わずにゆっくりくちづけた。
舌は入れなかったが長い時間だったと思う。
つづき
つづき、
唇を離すと目を開けた嫁が「信じていいんですか?」
俺「大丈夫だよ」
嫁「いつか結ばれると信じて待ってていいの?」
再度嫁を抱き締めた俺「心配しないできっと幸せにしてみせる」
嫁「本当に?」
俺「愛してるよ」と初めて嫁に言った。
頷く嫁を強く抱き締めた。
その後機嫌が良くなった嫁を見送った。
フェリーに乗ってしばらくすると初老のおっさんに、
「さっき駅でチューしてたろ、おにいさん」とからかわれた。
今でもあの時が嫁への俺の愛情が最高値であったと愚痴られる
フェリー行きのバス乗り場近くの駅ビル?の階段の踊り場での初キスは、
客観的にみると涙と鼻水だらけの顔の嫁と
気持ちに余裕がなく落ち着きのない表情だった俺との
あまりキレイでないラブシーンだったとのか思った。
でも嫁の大のお気に入りの思い出だからいいやw
なかなか船の中では寝付けず、友達に自慢する予定だった
嫁の手作りクッキーを全部食べてしまった。
次の定期電話の最後で、
嫁「言いそびれちゃってごめんなさい」
俺「何?」
深呼吸して嫁「私も俺さんの事を愛してます」ガチャ。
きっと真っ赤な顔してるんだろうなと思いほっこりした。
遅筆のせいでスレ占有して他の人に迷惑かけてるから
これで第一部完にします
翌年の夏のタンデムツーリング編
さらに翌年の秋の初体験編
嫁の上京物語編
同棲時代編
は書き溜めてからいつか投下します
乙
続き待ってます