あまり治安が良くないのを感じたから引っ越してすぐにドアにチェーンをつけてたが
夫がドアを蹴破ろうとしてドアノブごとカギがぼろっと取れた
チェーンのおかげでなんとか侵入は防げたが、壊れかけの薄いドアなのでそのうちチェーンの固定してるところが
壊れるかもしれないと震える手で110通報した
包丁握りしめてトイレにこもってたら、怒鳴り声と争うような物音が聞こえてしばらくして静かになった
様子を確認するわけにもいかずじっとしてたら警察が到着して外から声をかけられた
玄関のドアの隙間からのぞいたら夫が倒れてて警察官が声をかけてて
他の警察官が2人がかりで隣人を廊下に押し倒すみたいにして捕まえてた
廊下にこぶし大の石が落ちてて、状況から察するに隣人がその石で夫をぶんなぐったんだということがわかった
私が隣人に夫をなぐらせたんじゃないかとその警官に聞かれてそんなわけあるかいと答えたら
ですよねぇと半笑いで言われて形式上の質問とはいえちょっとイラっとした
ちなみに夫は警察が到着するまで発狂状態の隣人にかなりやられてしまったらしくて
私が最後に見たときには足が変な方向向いてるし、息もしてないんじゃないかという状況だった
隣人がおかしい人だったから不起訴になるかと思ったらきっちり裁判になった
その裁判を同僚が傍聴したので話を聞いたら、例の石が岩塩のシロちゃんだと判明してちょっと笑った
裁判でわかったが、夫はかなりの重傷で片目失明寸前、頭や膝やら複数個所骨折
隣人の弁護士に頼まれたので、私の危機を救おうとしたためだからと「寛大な判断を」と
減刑の嘆願書を提出したけど、結局実刑判決になった