それから二年経った頃、仕事の関係で偶然にもユイと再会する。
俺は見合いをしても連覇で振られ続けた
あの強烈な親父の相手ができるツワモノ女性はいなかったのだ
もちろん俺自身もチビで人の話を全く聞けないという欠点があったのだが
彼女になりそうな子はいたが、料理がまずすぎて食えないレベルで即お断りした
俺は、ユイ以上のスペックの女性をなかなか見つけられなかった
ほとんどの女って人の話し聞けねえんだな
自分の話しばっかなやつ多い
俺は聞いて欲しいタイプだからよけい見つけられなかった
久しぶりに会ったユイは、仕事上最低限といった感じの接し方だった
つられて俺もそんな感じで接した
その夜、俺はユイの顔が頭から離れなかった
ユイは彼氏はいるのだろうか?
結婚してるんじゃないだろうか?
とか考えてしまった
よくメンヘラ女に依存した結果をにちゃんで見てたし、ユイとは離れて正解だったと自分に言い聞かせてた
でも、その日は止められなかった
決してなかったユイの番号に電話した
結果は繋がらなかった
着信拒否されているか、携帯電話が変わっているか
どちらにせよ俺はもうユイと元に戻れないんだと絶望した
その後も仕事の関係で会うことはなかった
俺はどうしても諦められずユイの会社にいる知り合いを飲みに誘った
そして、ユイについて聞いた
その話を聞いて俺はさらにショックを受けた
ユイには縁談の話がでているらしい
相手は会社関係の人で、ユイの仕事への姿勢や人柄を気に入ったらしい
俺より全然スペックの高い男だということがわかった
ユイの過去のメンヘラ行為も受け入れているらしい
俺はこの縁談を潰そうと思った結果
親父を使うことにした
年齢的なものもありユイが結婚するとしたら最後のチャンスなのかもしれない
親父にユイの話をしたら、ユイの年齢的なもので拒否された
前はあんなに気に入っていたのに、親父の考えはよくわからん