そこでもう開き直ることにした
ユイに真正面からぶつかろう
振られたら諦めようと決めた
俺は、ユイの会社にいる知り合いにユイに会わせてもらえないかと頼んだ
数日後、その知り合いも含めてならということで会うことになった
ユイも会社の後輩を連れてくるらしい
知り合いがいうには、縁談は相手側が勝手に進めようとしているものでユイからの正式な返事はないそうだ
そして四人での食事会
気まずくなるかと思いきや、普通に話してた
ユイは他の二人に気を遣わせないようにうまく話を振っていたりと相変わらずな感じだった
でも、確信的な部分は話さなかった
過去のこととか
恋愛のこととか
俺が気になっていることは話さない
俺が勇気を出して恋愛系の話を振ると、ユイは後輩の女に話を降っていた
後輩の女は嬉しそうに自分の恋愛を語っていたが、俺完全スルー
お前の恋愛事情なんてどーでもいいんだよ!
という怒りのみ
それをニコニコ聞いているユイが天使に見えた
知り合いになんとか二人きりにさせて欲しいとLINEしたが、知り合いはユイが二人きりはダメだと言っているそうだ
俺は人に頼りすぎたと反省して、
テーブルに食事代をおいて
ユイ行こう!と言った
ユイは、無言で俺のあとを付いてきた
いつの間にかユイの手を引いて走っていた
おととしの冬の出来事だ
イルミネーションが綺麗に光っていたが俺にはユイのほうが100倍綺麗に見えた
俺はユイに告白した
好きだ!
結婚してください!
ユイは笑顔でこちらこそ宜しくお願いしますと言った
ユイは縁談を断った
ユイと結婚して一年が経った
街のイルミネーションを見て告白したときのことを思い出したので、スレ立てさせてもらった
日記を付けてたからかなり詳細には書けたと思う
来年には第一子誕生だ
ユイに似た女の子が生まれてくることを祈る
見てくれてありがとな