離婚に際しては、元妻のプライドを徹底的に打ち砕くようにした。
仕事を失い、財産を失い、友人を失い、娘に心の底から軽蔑され、両親にも見捨てられ、挙句、精神を病んだ。
娘をこちらで引き取ることにしたもっとも大きな要因はそこにある。
そういう状態の母親と2年近く同居していたことは、娘の精神状態にもはっきりと影を落としている。姉のところで引き取ってもらって、精神の均衡をある程度取り戻すのに2年かかったが、まだまだ不安定なところはある。
今は遠方の大学に通っていて、大学の近くに下宿しているが、姉がときどき様子を見に行ってくれている。
だが、本来、それをしないといけないのは自分であるはずだ。
だから自分ももっと強くならなくては、と切に思う。
> 貴方が置かれていた状況からすれば選択肢はなかったんじゃないかと他人ながら思う。
本当にあれでよかったのか、もっと別の方法もあったんじゃないかと、思うことがしばしばある。
選択肢はなかったという弁解が許されるとしたら、こちらが精神的に極限まで追い詰められていた場合だろう。
随分と苦しんだことも確かだが、報復にあたっては冷静に計算しながら、
段階を追って、ひとつひとつ希望の芽を摘み取りながら進めていった。
元妻に復讐するために、相手と同じレベルまで身を堕したという自覚もある。
離婚騒動で顕在化した自分の中のどす黒い部分を見つめ、娘に対しては自分もまた加害者となっていたことを自覚しながら、生きていくほかはないと思っている。
545: 537 2011/12/09(金) 15:23:20
>>542
試行錯誤しながら適当にだらけたりしつつ、良い感じの関係を再構築できると良いね。
そうなりたいと願っている。
娘は2浪してまで、父親と同じ大学に進むことにこだわった。
それはまた、何とか父親に承認されたいという願望の表れではなかったと思う。
娘が手紙を送ってくるとき、よく写真が一緒に送られてくる。大学の周辺の何の変哲もない風景の写真だ。「ここは行ったことがありますか」などと書いている。娘なりに、一度断ち切られた父親との絆を取り戻そうとしているように思う。
どうなるのがベストなのかはわからないが、
われわれ親子があるべき関係を少しずつ模索していけたらと思っている。
そして、いつかは、どんな母親からであれ、娘がこの世に生を受けたことを
心から肯定的に捉えられるようになってほしいと思う。
とにかく、こんな愚痴に付き合ってくれたおかげで、もう一歩進んでいこうという勇気がわいてきた。
本当にありがとう。
546: 538 2011/12/09(金) 15:23:21
>少し気が楽になった。ありがたかった。
何も知らない人間が大勢の人間が見るスレという場で、書いて許される範囲というのがよく
分らないものだから、そう言ってもらえてホッとしているよ。ありがとう。
>最初の離婚騒動で、離婚を踏みとどまるよう説得する側に立ったこともあり、負い目を感じている。
>娘のことで進んで動いてくれているが、姉もまた苦しんでいるんだろうと思う。そんな姉に込み入ったことは言いづらい。
お姉さんも辛い立場だったんだね。ただ優しい方の様だし、537の文章に垣間見える感じでは、純粋に伯母と姪子さんとしての関係もある様に感じられるのだけど…その辺りお姉さん的にはどうなのだろう。
ただ、2年かかったとはいえ、改善が出来た環境は娘さんにとって救いだったろうね。