初っ端からセレブボスママが
「実は、先日泥ママから予備の衣装が盗まれたという相談を受けていました」
と始まった。
とりあえず全部話をしてもらうと、まあ特に記述は不要と思いますが、泥ママがお遊戯会用に作った衣装の予備のが盗まれた、それ着ている子がいたら泥棒とか、無いこと無いこと吹き込まれたということだった。
それに対して園長先生が、私娘衣装が一週間前に盗まれたこと、探しても見つからなかったので私が急きょ同じものを作ったこと、当然A君の衣装は元々踊りと合わせで作ったもので、私さんの作ったものという証拠は
今日のお遊戯会で見たとおりだということ。
その間泥ママは下を向いてブツブツ何か言ってるような感じで、セレブボスママが
「泥ママさん、何か反論は?」
と言ってもそのままだったため、
「これは園長先生がたのほうが正しいようですね。一方の話だけで判断して疑ってしまってごめんなさい」
と皆さんに謝罪をいただきました。
あっさり集会は終わって、そのまま懇親会に移行、皆さんのお子様の話になりましたが、いつの間にか泥ママは消えていました。
その後は泥ママが園長先生に
「あれはほんの出来心だった!
手作りかわいい服だったからあれを自分が作ったことにすれば、セレブボスママとお近づきになれると思った!
あれは何かの偶然だったとセレブボスママにとりなしてちょうだい!」
とお願いしたようですが、園長先生はそのまま全部セレブボスママにお話したそうで、むしろセレブボスママにあきれられる結果に。