俺の住んでいる市には教育・学校関係者が天下りするための無駄な施設がたくさんある。
その施設にも天下り用の無駄な役職があり、やつらは毎日毎日仕事もせずに遊んでばかりいる。
ある年、教育関係で退職した人が例年より多かったとかで、天下り用施設への再就職が叶わなかった元校長という男が、俺の職場にやってきた。
うちの偉い人に、どうやら伝手があったようだ。
当然のごとく役職。
とてもじゃないが遊んでなんかいられない職場にも関わらず、一切仕事はせず、毎日毎日、ソリティアとネットサーフィン。
そのくせ、元からいる社員にはえらそうにするので、みんな辟易していた。
俺はこの人の直属の部下になってしまった。
家まで毎日送り迎えさせられては、無理やり聞き出された学歴や家族構成なんかをバカにされる毎日。
ある時、この元校長から呼び出された。
なにごとだろうと行ってみると、パソコンがフリーズしていた。
これをなんとかしろということなのだが、フリーズしたパソコンの画面は思いっきりェロサイト。
しかも、教育に関わっているやつが見てたらダメな類のやつ。
さすがに焦っている元校長。
元校長「これを今すぐ直せ。そして口をつぐめ。墓場まで持って行け。言ったらひどいぞ。おまえは●●市に住んでたな。ということは息子もそこの学校だろ。僕はあそこの教育委員会や校長連中に顔が利く。言ってる意味わかるやろ」
俺「わかんないです」
元校長「頭おかしいの? おまえの子供が悲惨な目にあうってことだよ!!」
俺「そんな」・・・