応対した電話の女性に、警官がすぐわかるようにその場所に居て下さいって言われて、死んでたらどうしよう、逮捕されたらどうしようって大パニックだったのが1つめの修羅場。
その間(10分もかからないくらい)気づいた大人がわらわら来るし、お嬢ちゃんどうしたのこれ!っておばちゃんに説明を求められるしで大変だったのは覚えてる。
幸い派出所が近くにあって、警察の人が2人来て、そのときはもうパニックになりすぎてこれ、これ、と指さすことしか出来なかった。
1人の警察官が、トントンと女性の肩を叩くと、女性はムクっと起き上がって状況にビックリしてるようだった。
それを見て死体が起き上がった!とさらに私大パニックに。
(なぜか死んでる!って思い込んでたんだよね)
警察の人が起きた女性に大丈夫?誰かに襲われた?って感じで女性に質問すると、女性はなんかボソボソ話してる。
野次馬のおばちゃんが、この子(私のこと)があんたを見つけてくれたんだよ、って心配そうな顔で言うと、女性はじーっと私を見ながら、真顔の抑揚の無い声でありがとう。って一言話すと凄い早さでハダカのまま住宅街を走って逃げていった。