結婚して二年目、地元のカフェで知り合った男性と浮気してしまってた。
好みにどんぴしゃのルックスの彼に夢中になってしまって、家のことも仕事もそこそこに、友達と遊びに行くなどと言って彼と会いに出かけた。
旦那はおっとりした態度でいつも、
「遅くまで働いて疲れたでしょ。晩ごはんは僕が作るよ」とか
「いいよ~、ゆっくり遊んでおいで~。帰る前にメールくれればいいよ」とか言って、私がしょっちゅう家を空けるようになっても嫌な顔ひとつしなかったので、それをいいことにますます私は彼にハマっていった。
そのうち私は、うちは小梨だし、離婚して彼とやり直すなら早いうちがいいと思いつめ、ある夜、旦那の前で土下座して
「ごめんなさい、好きな人ができました。別れてください」と言った。
旦那はちょっとの間ふしぎそうな顔をして、それからちょっと笑って、部屋に戻って何か手に持ってやってきた・・・
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「好きな人ってこの人でしょ?結婚して、子供もいるけど、知ってるの?」
旦那はおだやかな口調で、彼と私がホテル街を歩いている写真を見せてきた。
もう何がなんだか、頭の中が真っ白になってしまった。
浮気がバレていたというショックと、彼が既婚者と聞いたショックとで混乱していると、旦那はさらにマンションが映っている写真を出してきて、
「彼は分譲マンションを買ったばっかりだよ。僕が訴えて慰謝料を請求したら、一家離散になっちゃうかもね」
私が口がきけなくなっていると、旦那がにっこりと笑って子供をあやすような口調で、
「私ちゃんが好きな人なんだもん、そんなことしないよ~。そんなに好きなら、別に無理に別れなくってもいいし、私ちゃんがこの人の子供を生んだっていいけど、僕は私ちゃんと絶対に別れないからね~」と言った。
どうにかこうにか「どうやって調べたの?」と聞いたら
「私ちゃんが家にあまりいてくれなくなったから、興信所に頼んだんだよ~。
君に何かあったら心配だからね。私ちゃんのことは何でも知っておきたいんだよ」と、目を細めたニコニコ顔で言う。
なんだか恐ろしいのとショックなので泣き崩れたら、頭をなでなでしてきて、もうどうしていいのか。
彼が既婚者だったと知らなかったこともあり、それきり彼とは会わなくなったし、だまされたショックで他の男のことを考えるのもイヤになったけど、旦那のあのニコニコ顔が頭から離れなくなって、逃げ出したいような気持ちと逃げ出してもムダという虚脱感はずっと消えない。
画像出典:GATAG 著作者: nath.smith
出典:MOJOLICA MOJORCA