普段から気の強いAさん、みんなのバッグの中身を改めさせてくれと申し出た。
Aさんの子分的存在のBさんは、最初は怖〜い!信じらんないのと騒いでいたが、Aさんに言われてしぶしぶバッグを開けた。
Cさんは「実は私もこの会合の後、財布の中身が足りない事があった。この際はっきりさせましょう」と。
バッグだけでなく財布まで開けて中身を洗いざらいぶちまけた。
普段からおとなしめのDさんは「そんなに事を荒立てなくても…」と最後まで消極的だったが、事がはっきりするまでは帰れないと悟り、解りましたと財布を開けた。
財布にはみんな数枚の札が入っていて、だいたい1万円前後持っていた。
一番所持金が多いのはDさんで万札が数枚。
私は、初めての身近な窃盗騒ぎに不謹慎にもwktkしながら、いそいそと貧しい財布(札無し小銭のみ(涙)を開帳した。
……このスレを読んでいた私は、この時点でDさんが犯人では?と思っていたのだが……
全員が財布の中身を広げたところで、Aさんが名指しした犯人は「Bさん」だった!
最初はBさん、言いがかりだ!何を証拠に!としらばっくれ、いつもの懐きっぷりとは一転してAさんに名誉毀損で訴えると騒ぎ立てた。
でも…実はAさん、ハンドクラフト仲間の誰かが犯人だろうと目星をつけて、財布の中の札にマジックで目印のラインを入れていて、ケータイで写していた。
その目印つき1000円札がBさんの財布に2枚入っていたのでした。
動かぬ証拠をつきつけられたBさんは、お金を返してその場でAさんに土下座。
お金に困っていた、二度としないから許してくれ、せめて旦那には言わないでと。
Cさんが「私の分は?」と言うので、さらに1000円札が1枚、BさんからCさんへ返却され、再度Bさんはコメツキバッタに。
作業中、全員手荷物は一カ所にまとめてあったため、トイレに立つふりなどして近寄っては、財布からお金を抜いていたらしい。
Aさんは、Dさんと私にも「お金は減ってない?」とたずねてくれて、特に札を持ってない私を心配してくれましたが、もとから小銭しかないよ…ハズカシイ
Dさんは、財布にいくら入れてたか覚えてないから…と手を振って、「そんなにお金に困ってたなら、盗みなんかする前に相談してくれたら、少しなら都合がついたのに…」
と、私らの中で唯一Bさんに同情的な発言をした。
すると、Dさんの言葉が終わると同時にBさんが怒鳴った。
「あんたのそういうところが大ッ嫌い!!」
そして、財布の中にあった1万円札をひっつかんで、なんとDさんに投げつけた。
Bさん、Dさんからもお金取ってた…それも1万円。
そのままDさんに掴みかかろうとするBさんを、AさんとCさんが慌てて押さえつけ、私はDさんを庇う体制になった。