俺が高校2年生の秋、父親が出張先で突然死した。
その知らせを聞いた入院中の母も後を追うように死去。
母の長きにわたる闘病生活と下二人の弟の学費などで財産と呼べるものはほとんどなく。
結果として自分は働くことを決めた。
引き取り手になった祖父母は気にせず大学へ行くことを勧めてくれたが、定年が近い祖父の稼ぎと年金だけでは、当時小学2年生だった下の弟の大学費用まで捻出するのは厳しいだろうと説得した。
その代わり高校だけはちゃんと卒業することを約束した。
恩師の伝手で地元を離れるが割の良い仕事に就き、給料の大半を祖父母に送金する生活が10年続いた。
3歳年下の弟は「やりたいことがある」と他県の私立大学に行き、院にも進んでいた。
下の弟は地元の国立大に進んだ。
翌年、下の弟から連絡が入り、どうやら上の弟が結婚するらしい。
だが、高卒労働者の兄がいるのは恥ずかしいので秘密にしてほしい、と言ってきたらしい・・・
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上の弟の言い分は両親がいたときは下の弟ばかり構い、両親がいなくなったらさっさと家を出て行った裏切者だから、だと。
確かに母の入退院が頻繁だったために、幼い下の弟にかかりきりになってたのは否めない。
だが高い私立の学費と仕送りの生活費の半分近くは俺の稼ぎから出していた。
当然のように祖父母は激昂。
予定にはなかった院の分まで出してもらっておきながら何たる言い分。
しかも大学でのやりたいことというのが研究ではなくサークルの方らしく、
院に進んだのもその期間を引き延ばすためだったことが同期からの証言で判明。
結婚しても構わないがこの7年間の学費と生活費合わせた約一千万を早急に返せ!
と怒鳴ったとのことだった。
で、その上の弟からメール攻撃が続いている今が修羅場。
どうも相手のご両親がいろいろと聞きつけたらしく。
そんな恩知らずなことをしでかすような奴に娘はやれん!となったらしい。
兄貴のせいで結婚が破談になった、どうしてくれる!
という内容が昼夜問わずに送られてくる。
最初は電話攻撃だったが、着信拒否したらメール攻撃に切り替わった。
アドレス変更すればいいのだろうが、それをすると今度は
会社に電話がかかってきて面倒なことになるので諦めている。
結婚式以前の顔合わせに俺を出したくなくて根回ししようとして祖父母激昂
→顔合わせお流れで相手ご両親「何故?」
→祖父母のご近所さんから話を聞く(たぶん興信所)
→なんて恩知らずな奴だ!
らしいです。
あと、下の弟が経済状況鑑みて地元国立に行ったのを引き合いに出されたのも
俺に当たる理由みたいです。
そんなに金がないなんて教えてくれなかったじゃないか!って言われました。
そんなこともわからなかったのかよ、と聞いてて情けなかったです。
画像出典:GATAG 著作者: David Schiersner (改変 gatag.net)
出典:かぞくちゃんねる