ある日婚約者を連れ自宅に戻ると、親が1通の封書を持っていた
かつての同級生の会社に嫌がらせをしていたのがばれてしまっていた
その嫌がらせの内容は実に地味なものでとある口コミサイトに星一つの低評価を
つけ続けるといったものだった
同級生は自分とかつては学年1、2位を争うといった秀才で
そのことを高校生の自分は母に話していた
だから、その同級生が地元に帰ってきて会社を立ち上げたとき
地方コミュニティ紙の小さな記事を見た母が言った
「M君は偉いねえ。昔はお前と1位を争った仲なのにね」