とにかくお互いにあー言えばこー言う状態で、
お互いに歩み寄ることが出来ないでいたので、これはもう無理だから別れましょうと言っても
それとこれとは話が違う、何故親の問題で俺らが別れなきゃいけないのかと
別れることに納得してくれない。
何故そこまで・・・と思ったら、実は彼の方は私がプロポーズを受けることを前提に
既に婚約者がいると親に話して、春頃には入籍するつもりだって話してあったらしい。
親から正月には連れてこい、紹介しろとせっつかれていたらしく
「どうしてくれるんだよ」って、単純に自分のフライングじゃないのよ。
更に婚約指輪まで買ってあるのに、渡す前にこんなことにと。
結局、昨年最後の話合いの時に、領収証と引き換えに
その婚約指輪を私が買い取ることで決着した。
彼の収入からすればかなり奮発してくれたんだなって思う価格だったし
それだけ私のことを思ってくれていたのかなと思うと申し訳ない気持ちも湧いたけど、
だからこそ、フライングは残念だった。
そして、プロポーズのその場でだけ「いいよいいよ」と理解を示して
あとから反故にするような人ではなかったことは有難かった。
私も頑固過ぎたと思うけど、どちらにせよ縁がなかったのだと思う。
指輪代は勉強代、指輪そのものは折を見てどこかに買い取ってもらうと思う。
新しい年を迎えて、彼にも私にもいい人との出会いがありますように。