私と母と兄はgkbrだったのですが、父は平然とした顔で相手の人に「どこに車を停めてきたのですか?
お連れの方はいらっしゃらないのですか?」と聞いたのです。
相手の人は893みたいに「何いっとるんじゃわれ〜」みたいな感じで声を荒げていたのですが、
父は平然と、「なるほどあなたおひとりで来られて車もどこかに止めてこられたということですね。」と
言った途端、ものすごくどすの利いた声で私に向かって「おい。玄関のドアの鍵占めて来い。」
といったのです。そして、相手に向かって「お前それなりの覚悟して一人で来たんやろなあ。
ええ度胸しとるな、殺されてもお前がどこに行ったか分からんかったらしまいやで。」と言ったのです。
相手は父の豹変ぶりに驚き、飛んで帰りました。その後すぐにけりがついたと保険会社の人から連絡が
ありました。
普段はというか、非常に温厚で、私たち兄妹は大きな声を出す父を見たことがなかったので非常に衝撃を受けました。
母に聞くと、父は子供のころから極真空手を習っていて兄が生まれるまで大会では常に優勝候補と言われるような
選手で、私たちが生まれてからはたまに古武道の道場に通うようになっていたらしいです。
身長は平均的で、体系も贅肉はついていませんがそんなに筋肉隆々というわけではありませんし、
私や兄に同上通いをしろと言ったこともなかったため全然知らなかった父の過去でした。