35歳高卒年収300万低身長の不細工。
両親既に他界。
90近いばあちゃんと二人ぐらし。
親に兄弟はなく、自分にも兄弟はなく、ばあちゃんの孫は俺だけ。
ばあちゃんは幸いにも要介護とかじゃないけど、足腰弱ってて家事全般こなすのは無理だから俺は残業を断って毎日定時で退社してる。
そのせいで出世とは無縁の窓際族。
当然社内結婚なんて出来るわけがない。
というかそもそも女性と付き合ったことがない。
ばあちゃんがそれを心配して、何処からかお見合いの話を持ってきて困る。
ばあちゃんには、はっきりと
「俺は結婚できないだろうし諦めてくれ」
と言ってあるんだけど、ばあちゃん的には定職に就いてて結婚できないのはおかしいらしい。
時代が違うんだよ・・・ばあちゃん。
一人目
30歳の時にお見合いした人。
最初にお見合いした人だからよく覚えてる。
当時で35歳バツイチ子持ちだった。
ばあちゃん、勝手に結婚相談所みたいなところに俺を登録してこの話を持ってきたらしく、いきなり年上のバツイチ子持ちを紹介してきたって怒ってたw
いやいやばあちゃん。これが現実なんだよ。
俺と釣り合う条件はこんぐらいってこった。
んで、俺はばあちゃんが話しを持ってきた以上断るわけにも行かず、とりあえずお見合いしてみることにした・・・