そうしたら通りがかった女性が
「○○ちゃん(娘)のママですよね?どうかしたんですか?」
と声をかけてきた。
同じ幼稚園の年長クラスのママさんだった。
「娘の傘持っていかれたんです・・・」と私が涙目(既に泣いていたかも)で言うと
「えっ!?○○ちゃんのあのネコちゃんの傘?」と仰天した顔。
そこで最初に私を捕まえたバイト学生の顔色が変わった。
そりゃそうだ。
私を泥棒扱いした母親が連れていた子がさした傘(私娘の傘)にはデカデカと猫が描かれていたから。
娘がすごくお気に入りにしていて、結構目立つので幼稚園でも年少年長問わず知られていた。
そのママさんが店長に聞かれて傘の特徴を話し、私がしまっておいたお揃いのレインコートを出すと(何でその時に出さなかったのか激しく後悔)バイト学生の顔色がどんどん青くなっていった。
そこでようやく泥棒があっちだったと判明し、バイト学生店長共に平謝り。
もしあの母子が戻ってきたら確保してすぐに連絡してくれ、あとは防犯カメラのチェックをしておいてくれるよう年長ママさんが言い渡し、パニックになっている私を連れ出し、すぐ近くの喫茶店に連れて行ってくれた。
ホント情けないんだけど、泥棒扱いされた事と娘のお気に入りの傘を失ってしまった事でパニックになってしまい、そのママさんの前でボロボロ泣いてしまった。