「1枚しかなかったので、もうないですよ」
と無視して歩いてると
フジコフジコと騒ぎながらついてくる。
注目の的になって恥ずかしかったので、警備員さんのところに行った。
警備員さんに事情を話すも、フジコってて聞き入れない。
キチママの言い分を書くと
「アタシにもクーポンよこせ」
「あの子達だけずるい」
「うちの子可哀想」
「あの子達だけクーポンもらえて、アタシがもらえない理由を言え」
「不平等は許さない」
店中の客の注目を浴びながら、よくここまで図々しいこと言えるなと感心。
「確かにクーポンあげましたけど、¥100程度の価値のクーポンですよ」
「それでもいいからよこせー」
「ついでにチーズバーガーくらいよこせ」
「うちの子はビッグマックしか食べない」
「慰謝料としてフルーリーも2人分買ってこい」
「(私が手に持ってた和幸のテイクアウトの)とんかつもよこせ」
そこで、見知らぬ女性がキチママに寄ってきた。
「○○さん、みっともないからやめなさいよ」
「うるさいフジコフジコフジコ!」
「近所の人が見てるかもしれないでしょ?」
「うるさい!この女がフジコフジコフジコ!」
フジコってる間、横にいるキチママの子供が、近くを歩いている別の女性に連れられた女の子に手を振っているのに気付いた。
キチママ、地元っていうか近所の人らしい。
がっつり生活圏とわかったし、店内の注目の的になってるし、最低2人はキチママの知り合いがいるみたいなので、大きな声で提案してみた。