ショッピングセンターの中にある
薄皮たい焼きのお店でアルバイトしてた時のこと。
開店と同時に、ぱっつんぱっつんのパステルピンクのTシャツに
チ首を浮き上がらせた(誰得)30代後半ぐらいの
佐々木健介みたいなババアがやってきて
「昨日ここでたい焼き買ったんだけど、入ってたのは注文したたい焼きじゃなかった!」
と言って、投げつけるように箱を寄越した。
それはたい焼きが4つ入ってて、
4つとも大きなひと口分の齧った跡から餡子が覗いていた。
「あのー、餡子じゃなくてカスタードとかチョコを注文した・・・と言うことでしょうか?」
と尋ねたら
「私が注文したのはたい焼き5個よ!」
とご立腹。
「あの、ですから餡子じゃないたい焼きを頼んだと?」
と再度確認したら
「あんた馬鹿なの?何度も言うように私はたい焼きを頼んだの!たい焼きは餡子に決まってるじゃない!!」
「でしたら、こちらの商品で間違いないと思うんですが・・・」と答えたら
「こんなのたい焼きじゃない!」と怒鳴られた。
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