親父の葬式の当日、兄貴が久々に家へ来た
兄貴は通夜にも葬式にも出なかった
連絡先すらわからない状況だったのに、親父が死んだことをどこからか知って訪れたようだ
兄貴は最新型のGT-Rに乗っていた
仕事の終わりに来たのか高そうなスーツも着ていた
腕にも高そうな時計をしている
兄貴は一言「俺の相続は現金で良い」と言った
姉貴が「直ぐにそんな話をするなんて」と叱ったが「黙れ」と冷たく兄貴は言い放った
そして親父の保険金を考えてもうちには遺産として均等に分配できる現金なんて無かった
それが用意できない場合、今ある仏敵名資産を売って現金を作らなければならない
つまり家や土地や船や漁具を売るってわけだ
兄貴は冷たく「金が無いなら売れよ」と言う
姉貴達は「お母さん達の生活が」というと「恨みを返してやる」と激情と言った顔で言われた
その一言に場は凍りついた
母も姉貴達も泣いていた、兄貴はそれを無表情で見ていた
兄貴は俺を名前を呼んだ
そして「お前が継いでんだから腹くくれや」と言った
更に「車を見たか?この時計も。俺はな絶縁してから会社を立ち上げたんだよ。今じゃ俺の年収は3000万超
たぶん今回の遺産相続しても200万いかないんじゃね?俺の1ヶ月の収入以下だな
だがな俺は奪うぞお前らから。俺は成功しお前らは地に落ちる。これが俺の復讐だ。ざまあみろ」
お兄ちゃんを善人とまでは思わないが悪い人になりすぎてない?
続きはよ
俺はもう漁師じゃない
今は義兄の紹介で土木で何とか食ってる
親父が死んでから母の体調も悪い日が多くなり最近は痴呆も進んでる気がする
色々売っぱらっても相続は兄貴の言うとおり200万程度だった
生活や母の介護でもうその金も存在しない
兄貴はたまに俺や姉貴達のところへ来る
良い車に乗って、綺麗な服装をして、小さな女の子2人と嫁さんで、他人が羨むような家族像を見せ付けに俺たちの元へ来る
姉貴の子供達はお土産を持ってきてくれる兄貴が大好きのようだ
クリスマスプレゼントとかも良い物を贈ってくれるそうだし
しかしその度に俺達は心が苦しくなる
そして過去の自分を呪いたくなる
これは馬鹿な俺の家の実話だ、以上
*********************************************
そこに行き着く前に大体情に負けるもんだが
乙でした
>>1も兄貴が見直す位になって見返してやれ
それを兄貴が完全に理解している。
兄貴はきっちりメシウマしたんだし、>>1は自身の地力で自分の人生生きればいいさ
俺もそう思った
>>1の知的水準かなり高いように思える
というか実は>>1がその兄貴なんじゃないの?とさえ思ってる
絶縁した時から計画されたものだったんだろうか
しかも未だに追い討ちかけて来てるとは・・・
兄貴のアイデンティティが「家族」だったんだろうなあ
家族だからどんなに迷惑かけられても怒らなかった
新しい家族を否定されたから激怒した
そして絶縁して家族ではなくなったから手加減しなくなった
文面見ると1ちゃんも頭良さそうだな。
暗黒面に墜ちた兄貴とやり合えそうだけどな…
光も闇も全力すぎるわ
漁師だけど海運には漁師の息子も進むこともあるよ
水産高校の就職先に海運の会社もあるしね
海の学校から優秀な人は海の大学へ進むことも珍しくないから話の筋は通ってる
これ↓が詳しい
海運系船乗りマニュアル
http://anond.hatelabo.jp/20130925025344
自分の婚約者紹介して水商売だの騙されてるだの言われたら誰でもブチ切れるわ
兄貴の念願が叶って本当に良かった