トメがアレルギー料理を出し、トメ『せっかく用意したのに礼儀知らずだ!私だったら我慢して完食する!』義兄嫁「ならこのハサミを自分の喉に突き刺して」→結果…

そして、義兄嫁さんは、怒るトメの手を取ると、その手に鞄から取り出した何かを握らせた。よく見るとそれは、ソーイングセットに入っているような、片手サイズのハサミだった。

「トメさん、このハサミを今すぐ自分の喉に突き刺して、って言われたら、できますか?」
トメ、私、義弟嫁はポカーンとしたが、すぐにトメは義兄嫁に対して、できるわけないでしょ、何考えてるの、とぎゃあぎゃあ言いだした。
義兄嫁、笑顔を崩さないまま続ける。

「アレルゲンを飲ませられるなんて、アレルギーの人にとっては毒を飲ませられることと同じなんですよ。
ハサミも同じですよね。ハサミを喉に刺したって、死ぬほどのことじゃないですものね。
トメさんは、もし自分だったら我慢して実行するのですよね。
じゃあ、人に勧められたらハサミで自分の喉を刺すくらいできますよね。
トメさんはまさか、空気の読めないことなんてしないのですよね」

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824: 名無しさん@HOME 2018/12/16(日) 21:51:38.76

淡々と続ける義兄嫁に対して、トメは顔を白くさせてブルブルと震えた。
助けを求めるように周りを見たが、皆だんまり。私は内心怖くてだんまり。
トメがしばらく無言を貫いたので、呆れた義兄嫁はトメの手からそっとハサミを取った。
「怖かったでしょう? できなかったでしょう? 当たり前ですよ、人間ですからね」

そう言うと、義兄嫁は小さなハサミを逆手にもって、自分の喉に突き立てるフリをした。
場の誰もがひっと声を上げた。

「私だったら、「自分だったらできる」なんて言わずに、まずお椀やハサミを目の前から取り下げますけどね?」
義兄嫁が、一瞬目をかっと見開いて低い声でつぶやいたのも、すぐに笑顔に戻ったのも、私はプルプル震えながらただ見守った。めちゃくちゃ怖かった。

その食事会もすぐにお開きになった。
トメからの謝罪は一言もなかったけれど、嫁三人ともめでたくトメから敵認定を受けたので、三家とも義実家詣でにパタリと行かなくなってしまった。
今年は三家とも嫁実家に行くことになったので、1年前のこと思い出しながらカキコ。

ちなみに、事件以来義兄嫁、義弟嫁とは親しく交流することになった。
義兄嫁に、あの時は怖かったけれどかっこよかったと打ち明けると、一言、
「私、元カレの影響で、キチガイの演技は上手なの」と言って、うふふと微笑まれた。
主人である義兄には秘密なのだそうが、何でも昔交際していた相手が精神的に突飛な人で苦労したとのこと。
どこの修羅の国の人かと思いましたよ。義兄嫁には、義弟嫁ともども驚かされてばかりです。

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