大病になった弟夫婦の子。医者『移植が必要。検査の結果、私さんは提供者にはなれません』→弟嫁『この役立たず!ウチの子がタヒんだらお前のせいだあぁぁぁ!』私「えっ」→後日…
そして、弟夫婦に子供が授かり、無事に生まれた
さすがに一度はお祝い持参で顔を出す、がやはり弟嫁「今更何しに来た卑怯者」
現金は受け取ってもらえたが、物はゴミ扱いだったと聞いた。
その子供が大病にかかった、移植を必要とする病種との事
近い身内なら適合率が高い、私にも声がかかる
提供する側もかなりの負担になることは聞いていた
タヒぬことはなくとも、後遺症が出かねないリスクをともなう
ろくに接した事のない子供だけど、見捨てられない、弟のため、両親のためにも。
検査の結果、私は提供者になれなかったのだが、ここで弟嫁が爆発
役立たず、疫病神、子供がタヒんだらお前のせいだと泣き喚く
しかし幸いな事に、確率が低いはずの近い親戚が適合すると判明
治療が行われ、無事に移植も済み万事めでたし になったのだが、弟嫁また暴走
最後です
弟嫁、先生方に詰め寄り「使えなくてもいいアイツ(私の事)から
移植するはずだった部位を抜き取ってくれ、子供以上に苦しめてやってくれ」と
先生からそれを聞き、弟嫁を問いただすと
「タヒぬかもしれなかった子供が助かったのはいいが
代わりに誰かがタヒなねば、バランスが取れない
また別の災難があるかもしれないアイツが代わりにタヒねばちょうどいい」
私が疎遠にしてる間も、しょっちゅう弟嫁は私に対する不満を口にしていたらしい
夫婦間の諍いで、関係ない場面で私を引き合いに出したりして
両親以上に弟も参ってきたらしく、言ってきたひと言
「俺、一人っ子ならよかった、姉ちゃんなんで生まれてきたんだよ」
えぇ、私も考えましたよ
私が存在しなれば弟嫁は誰も怨まず、こんな暴走もしなかったのではないかと
私が親を怨みそうにもなったけど、それは間違ってる
惜しみない愛と労力を注いでくれた両親を否定してはいけない。
お付き合いいただき、ありがとうございました
とりあえず、子供も提供者も元気です