>>381 それで・・・・・
その間、嫁は律儀に俺に男といつ会うと報告してくる。
その報告をもとに、興信所に嫁監視依頼。
がっつりと証拠をあつめる。
家の名義は嫁に変え、ローンの支払から解放された俺。
仕事をしていない嫁に返せるわけもなく、とりあえずローン引き落とし口座に100万ほど入れておく。
半年は支払が滞る事もないだろう。その頃になれば間男と二人で返済していけるだろうしね。
財産分与についてだが悲壮感を漂わせながら「この家をそのまま渡すから、俺とお前、二人の将来の為に貯蓄した分(1800万)については俺に譲ってくれないか?
お前には間男が居るが、俺にはもう何も無いから…」という、実質財産分与を放棄してくれっていう申し出に嫁、快諾。
100万だけ入った通帳(ローン引き落とし口座)を、お祝い金と称し嫁に渡して、
職場に近い1Rマンションを借り、俺はそこへ。そして離婚届提出。俺と嫁は赤の他人に。
俺が出ていって一週間もしないうちに、男が嫁家に来て、一緒に住む事になったと、今すごく幸せだとお礼の電話がくる。
俺は「これから先、どんなに辛い事があっても、二人で頑張って乗り越えて、幸せになるんだよ」と優しく言ったら、涙声になりながら謝罪とお礼を繰り返して、そして切った。
そのすぐあと、俺は間男に慰謝料請求の内容証明を送る。
家のローンもたんまり残ってたし、あんまり追い詰めても悪いんで、つーか、
財産分与破棄してくれただけで俺的にはホクホクなんで、男には300万だけ請求した。
色々ひと悶着あったが、無事支払われ、自由になった俺、愛し合い結ばれた嫁と間男。
みんなが幸せな結末を迎える事が出来たのも、結婚当初からもしかしたら俺は嫁を愛していなかった(かもしれない)からこそ成し得た事なのかなと思う。
いや、嫁と結婚に至ったのは、本当に嫁を愛していた(と思っていた)んだよ?当時はね。
専業だった嫁は、スーパーのレジで働いてた。
清々しい笑顔の嫁を見て、今幸せなんだろうなと思った俺は、会う事も無くそっとスーパーを出た。