見間違えるはずはない。結婚記念日のナンバープレートなんだ。
状況が掴み切れない俺は大急ぎで携帯で撮ろうとしたがあえなく失敗。
ブレブレだった。その後同じようなことは2度となかった。
俺の心には陰りが出たが、同僚がたまたま乗ってたんだろうという結論に至っていた。
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/28(水) 21:57:35 ID:Dr8t7I1y0
飛んで2011年2月、俺は直帰可の外回りを終えてマンションに戻った。
その時自室のベランダの窓近くに居る男女が目に入ってしまった。
どう見ても間違いない。
自分の嫁である。
何故か俺は見つかってはいけないと思い物陰に隠れ、成り行きを見守っていた。
俺はこの時確信したよ。
何回も2ちゃんで読んだ仲間の屈辱が俺にも回ってきてしまうと。
会社に戻って極力平静を装いつつも装えてなかったらしく俺は周りから心配の声をかけられ、結局トイレで吐いてしまった。
もう10ヶ月も前になるし伸びなかったからお前らが覚えていないかも知れないがこの時俺はVIPに助けを求めた。「外堀を埋めろ」「絶対にバレないよう慎重に行け」「どうやってもお前が勝つんだから慌てるな」
お前らが無能だなんて嘘だと俺はあの時分かったね。
お前らは「一番敵に回したくない最強の策士」だったんだな。
お前らに勧められて買ったもので損したのは色々役に立った。
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/28(水) 21:58:53 ID:Dr8t7I1y0
でも俺だってリスク分散の必要性くらいは知っているから最高の親友の菊地に全てを語ったんだ。
菊地は大学で経済学を学び専門は金融システムという経験を生かして銀行のブレーンとして活躍していた。
俺の嫁と同じ銀行でな。
菊地は本店勤務のスーパーエリートなんだけどさ。
こいつの話はもう少し先で詳しくね。
お前らに勧められたものをすべて買い揃え、俺は証拠収集をしていた。
車の運転席の下にボイスレコーダー入れるなんて俺は習ってねえけどなんでどー貞のお前らが知ってるんだよ。
動画も貯まり750GBの外付HDDがどんどん埋まっていった。
次第に俺の気持ちもポジティブになり
「うはwwwwwwwwwww証拠出まくりんぐwwwwww」
な俺は業績が向上。
家にいる時間がどんどん減るのと引換えに嫁の浮気が増える、こんな毎日なのに楽しくてしょうがなかった。
気づくと3月の勤務時間は震災の影響もあり500近くになっていた。
ここはさすがに嫁にちょっと申し訳なかったと思っている。
13: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/12/28(水) 21:59:16 ID:Q+dJVzc60
つまり菊池は悪くないと
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/28(水) 21:59:37 ID:Dr8t7I1y0
>>13
菊地は俺の側。
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/28(水) 22:00:37 ID:MVqLo4q0O
これは期待