父『金輪際俺はお前に一円も出さない。大学に通いたければ泡風呂にでも行け!!』私「!?(何で急に…)」→兄『』私「えっ」→衝撃的な事実が発覚・・・・・

 

父の弟。母と叔父は20年以上ずっとダブルフリンしていて、叔父が癌になって余命宣告を受けたから残っている時間は二人で過ごしたいとカミングアウトに踏み切ったらしい。
母は叔父の子を妊娠したとわかった後、托卵バレしないように父と寝たんだって。それ以前はレスだったらしいから間違いないって。
父から電話が来た日、父は相当酔っていた。普段お酒を飲まない人なんだけど、悲劇の主人公気取りで叔父と母が出て行ってしまって、行き場のない感情からお酒を飲んだって。

 

話している間、兄はずっと汚い物でも見ているみたいな顔でタチの悪い夢か何かだと思いたかった。一方的に絶縁を突き付けられた。
その後どうしたのかは記憶が飛んでいてよく覚えていない。気が付いたら部屋にいて、寮の食事の時間になっても出てこない私を心配して友人が呼びに来てくれた。
機械的にごはんを食べてお風呂をして助けを求めたかったのか、兄の言葉を否定して欲しかったのか自分でもわからないけど父方の祖父母に電話をかけた。
電話でも腫物扱いで、祖父母も叔父と母のダブルフリンがショックだったらしく当事者二人の子だってわかった私をどう扱っていいのかわかっていない様子だった。
とりあえず学費のこととか、これからどうするのか一度相談するために休みの日に帰省することになった。
その日から過呼吸を起こすようになった。

利用者100万人

 

帰省した日、祖父母宅に行く前に実家に行った。
絶縁されたのにまだどこかで実家が自分の家だという感覚を捨てきれていなかった。
でも「荷物を引き取りに来た」って言い訳した私に家族は冷たく一言「全部捨てた」って言った。
半ば強引に押し入って自分の部屋に入ったらがらんどうになってて、高校を卒業するまでここで暮らしていた痕跡がすべてなくなっていた。ベッドとか、本棚とか、アルバムや写真の類まで何もかもなくなっていた。
ショックで過呼吸になった。
苦しくて蹲る私を誰も助けてくれなかった。
「倒れたフリをすれば優しくしてもらえると思ったら大間違いだ」と兄に吐き捨てられた。
苦しいのか悲しいのか自分でもわからないけどぼろぼろ涙が出てきて、自分で紙袋を出して息を整えた。(医者にはしないように言われた)
その足で家を出て祖父母宅に行った。
祖父母も私を前にどうしていいかわからず、泣きはらした顔の私を前に戸惑った様子だった。
実家に置いてあった私の荷物がすべて処分されていたことや、「他人に払う学費はない。さっさと学校をやめて働け」と言われたことを打ち明けた。
現実問題、私は寮だったから大学を辞めるのなら住むところから探さないといけなくて、大学生になってからバイトして貯めた分を全部使っても部屋を借りるのは難しかった。
(生活費をバイト代で賄っていたから、大した金額もなかった。部屋は帰省する前に探してみた)
祖父母は、「今回のことに私に咎は何一つない。あいつらも今は動転して憎む対象が必要なんだろう」と言った。

 

引用:MOJOLICA MOJORCA
画像出典:photo AC

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