10年程前の25歳の時、片足を失った。
原チャリで走行中に歩道から飛び出してきた少女を避けたとき横転し、
後続車に踏まれた。
ドライバーがブレーキを踏んだために、
前輪は勢いのまま身体を乗っていき、普通に踏まれただけだが
後輪で片足を大根おろしみたくもっていかれた。
頭脳労働&室内業務だったので職は残ったが、
唯一の趣味であったサッカーができなくなったのは
少し悲しかった。(マラドーナ世代)
少女が助かってよかったし、
今後の生活が多少不便になる程度だと思い、
補償のメインは
「年に50万円を手渡しで受け取る」
という形にした。(詳しくは伏せます)
同僚は少ない補償に怒り心頭だったが、
自分ではたかが足1本と思っている。
それに、その事故以来、この家庭には普通に懇意にしていただき、
金や足よりもいいモノを貰っていると思っている。
父親もサッカーをたしなんでいて、
昨日のCLレアル×ユベントス戦の結果でランパブ賭けたりと、
少し年上だがいい呑み友達になった。(ちなみに勝った)
奥様は見合い話を持ってきてくれたりと、
おばちゃんパワー全開になってきたのが恐ろしい。
少女は少女で成長し
「今度女子高生送ってあげようか? キュッと紐で縛って、宅急便で」
とか、平気で冗談が言い合える仲になっていた。
今日、その家庭に遊びに行った・・・