土地を買った。
本当は「土地」なんか欲しくなかった。
「家」が欲しかったんだ、俺。
最初は自分が建てたい家とか夢とか理想とかあったんだけど、ことごとく全部嫁がぶち壊してくれた。
「あなたは家のことなんか何もわかってない!私はコーディネーターの仕事してるの!技術屋ふぜいのあんたなんかに何がわかるの!」とかなんとか。
だからもう何も希望を言わず、嫁の言うとおりの場所に、嫁の言うとおりのハウスメーカーで、嫁の言うとおりの間取りと外観で、嫁の言うとおりの内装にして。
予算は当初より500万近くあがった。
借入500万ふやすといくら総返済増えるかなんて知らんよな、あいつは。
一生に一度の買い物なんだから、「たかが数百万で妥協するのが間違ってる!」とか言ってたし。
それでも株とか国債とか全部売却して、なんとか嫁のカネに手を付けず自腹で頭金2000万用意した。
そこで最後に嫁がトドメ→
「名義は50:50じゃないと【絶対】ヤだからね」・・・