16: 名無しの心子知らず 2013/07/14(日) 04:06:08 ID:56xrppHD
私「ちょ、ちょっと。その傘、間違ってませんか。」
母「は?何ですか?」
私「なんですかじゃなくて。その傘と袋、私のです。返してください。」
ちょっといらっときたので、強い口調で言った。
そしたらその母親、いきなり傘と袋を下に叩きつけるように捨てました…
「っぜぇな。」と一言吐き捨てて。
もちろん、豪雨なので床はびしょびしょ。
半分外みたいな場所なので、水溜りにべしゃーっと入りました。
その拍子に車のキーがころころと転がりでてきて
このまま盗られてたら…と初めて背筋がすっと寒くなりました。
呆然と見ていると
「子どもがぬれてもいいとか、まじないわ。傘1本でケチくっせぇ。」
と腹立たしそうに言う始末。
ぶちっと頭の中で何かが切れた気がしました。
本気で頭にきて、生まれて初めて「はああああ???」と怒鳴ってしまいました。
・誰がケチだどの口が言う。
・泥棒がよく言うわ。恥を知れ。
・どっちがケチだ。赤ん坊ぬらしたくないなら傘を買えタクシーに乗れ。
・数百円ケチって泥棒して、そっちの方がケチだろうが。
・盗人猛々しいとはこのことだ。
みたいなことを次々にまくしたてました。
頭に血が上りすぎてすごい支離滅裂だったと思うんだけど、
あまりの態度に怒鳴らずにはいられませんでした。
周りの人たちもなんだなんだ、となったけど
こっちは悪くないので、むしろ泥棒の顔をしっかり見てくれとさえ思いました。
それでも憮然とした表情で聞いてるので、
もう話にならんと思って、第三者交えてしっかり責任とってもらうことにしました。
「警察呼びます。」
とたんに青ざめ、慌てだす女。
「たかだか傘で」とか、「だって」とか言い訳を始めたが、もう遅い。
17: 名無しの心子知らず 2013/07/14(日) 04:06:09 ID:56xrppHD
「こちらは車の鍵を盗られそうになった訳ですから。警察呼びます。
誰か警察!!警察呼んでください!!」
恥ずかしかったけど、叫びました。
絶対許さん!と腹を括って、人の目を気にせずに。
その女は慌てて逃げようとしたけど、手首をがっと掴んで離しませんでした。
50代くらいのおばさま方が近づいてきてくれて
「なに?泥棒?」と聞いてきたので
「はい。未遂ですけど。車の鍵とか貴重品の入った袋を盗られそうになって」
というと、傍で一緒に待っててくれました。
「ごめんなさいごめんなさい」
「許してください警察だけは…」
「子ども、子どもがいるのに」
「ほんとごめんなさい、ごめんなさいぃぃ…」
と泣きはじめたが、知らん。
「子どもがおるなら、余計盗みなんてするな。」とだけ言うと
その場にうずくまって泣き始めました。
とりあえず誰かが呼んでくれたのか警備員さんが来てくれ
その後警察と一緒に、裏の事務所?で話し合うことになりました。