この辺りは伝え聞いただけなので詳しい流れは分かりません。
元々私自身家を出てからあまり家族付き合いはしていなかったので。
それからしばらくして、
その娘のことで親戚一同話し合うからお前も来い、
と実家に呼び出されました。
実家での話合いは、娘の養育が母の(年齢・金銭の両面で)
負担になっているため親戚の誰かが引き取るか決めようとのことでした。
そのとき強く記憶に残っているのは、
話合いの頭で
「引き取った家族に私が毎月幾らの援助をする」
ということが既に決定事項のように伝えられたことでした。
その後の話合いでもその場にいた全員から、
金だけ出して口は出すなという無言の圧力を受け、
私は静かにブチ切れていました。
結局話合いの途中で
「金づる扱いされるだけなら自分はこの話に一切関わらない」
と吐き捨ててその場から逃げ、
その後親戚とは一切の連絡を断ちました。
断ったつもりだったのですが、それから数年して連絡が入りました。
あの娘が交通事故で亡くなったという知らせでした。
結局あの話合いの後も母が面倒を見ていたそうです。
そして母が一瞬目を離したすきに娘が道路へ飛び出したとのことでした。
娘の葬式にも妹もその元夫も帰ってきませんでした。
母がボロボロに泣いていたのが印象に残っています。
あの子は私が半分コロしたようなものです。
あの子を救うチャンスを二回も逃してしまった。