俺「君や朝日が日本を嫌うのは自由だけど、俺は好きなの。 今だってコタツに入ってりゃ幸せだし、シュウキョウ自由だから食事の前のお祈りはいただきますの一言だけ。 女の子が一人で夜中ぶらつけるほど安全で、簡単な怪我や病気は病院いっても3000円もしない。 居酒屋で一杯飲むの我慢すりゃ病院いけるんだぜ? 刺身も味噌汁も大好きだし、母国の料理に飽きたらちょっと都会にでればどの国の料理だって食べられる。 へたな国だと今みたいに こんな国! なんて言おうもんなら、非国民ってことで居場所なくなるよ。 で、話遮っちゃったけど、君が日本嫌いなのはなぜ?」
朝「・・・そういやなんで嫌いなんでしょうね。今の話聞いてたら分からなくなっちゃった」
その後雑談(勧誘員始めたばっかりで〜とか身の上話)して帰っていった。
案外素直なんだな〜と思いつつ、その後3ヶ月くらいしたころ
朝「こんちわーっす。お久しぶりです!朝日の勧誘員です!」
俺「おお、久しぶり。そろそろ慣れてきたから俺に勧誘再挑戦?」
朝「いえ、あの後3日くらいですぐ辞めました。朝日が嫌われてるの再確認しましたよ。 で、今国の役に立ちたいと思って大検と国家二種の勉強してるんすよ」
俺「・・・それはまた随分唐突な・・・」
朝「日本の好きなところ考え始めたらどんどん好きになっちゃって。好きな国に住めてるってだけで今すげー幸せなんすよ! 田舎帰って本格的に勉強しようと思ったんで、お別れの挨拶とお礼にと思って」
と、小包くれて(中身はお茶だった)去っていった。