そこで、女性ホルモンの投与を決めたそうで・・・
普通は性同一障害とか診断されないとダメらしいんだけど、
そこの病院は、無許可でも打ってくれるという、有名な闇医者(っていうのかな?)だった。
「あの時は、全然女性とかへの憧れなんてなかったけど、男性でいるのも嫌になった。こんな中途半端な体つきなら、結局女性になれ!というヤケからだった。」
と言われた。
普通の性同一障害の方だと、注射は月2~3回そして合わせて錠剤だけらしいのだけど、
夫の場合、注射を月1だけという、これまた中途半端な処方をされたらしい。
これを、1年半。
最後の方は、2ヶ月にいっぺんとか、めんどくさくなって行かなかったりとか、中途半端もいい所。
「それでも、医師から説明はなかったが、後々調べたらこんな事したら永久不妊になってしまうとわかった。性欲は、ありがたくも無くならなかったけど、自分の種なんて一匹ももうないんだ」
と、告白され、頭真っ白・・・。
「でも、調べてないし、奇跡を信じようよ!ね?というか病院で採取してもらえば」
と提案してみたけど、首を横に振るだけ。
「自分でもわかる」
ごめんと。
「ωが元々小さいし、体つきが元々女性っぽいから、中途半端でもホルモンやっちまったらお仕舞だった」
と。
「騙して悪かった、離婚してもいい。本当にでもお前が子供欲しがってて見てて言いづらくてズルズルと。」
って言われて、私も
「子供欲しいよねー」
って言いまくってしまったことを反省。
「別れないよ、でも病院行こう、心の整理付けて来年行こうか?それでダメならダメで海外旅行でもいこっかー。」
って笑ってみせたけど、正直まだ私の心の整理がついてない。
昨日、一晩中、
「子供欲しかったなあ・・・」
って思いながらトイレで号泣してしまった。
生理も来てしまって、今私の心が修羅場中。
でも、夫がずっとずっと修羅場だったって事を考えると、責められやしない。