Ａは非常に気が弱く、少しキツい言葉を投げかけると大泣きする。酷いときは窓に頭を打ち付けて泣く。
案の定Ａは女子にはキモがられ、男子からは虐められ、吹奏楽部でも虐められた。

Ａの事を親身になって救ってくれていたのが顧問だった。Ａは顧問を追って放送部に入部してきたということだった。

美人先輩２名は部の雰囲気を悪くしたくないという事で、随分優しく接していたが、Ａは隙を見てはセクハラをかましていた。
他の先輩が注意すると、例のごとく大泣き。顧問が困り果てながら｢女性の身体には触らないの！あまり酷いなら退部してもらうしかない｣とAに告げる。

今まで味方でいてくれた顧問に裏切られたと感じたAは、超音波が出るかと思うくらい泣き叫び、顧問を突き飛ばした。
大巨漢から繰り出されるタックルは想像以上に破壊力があって、顧問は開いてる窓から吹っ飛んだ。(二階)
幸い窓の外には、説明しづらいが、落下防止のベランダ？のようなものがある。顧問はそこで倒れていた。

部員たちの悲鳴、Aのけたたましい叫び泣き、もう阿鼻叫喚だった。

あまりの騒ぎに他の先生たちが駆けつけ、救急車を呼んでAを取り押さえた。
私はもうgkbrで身動きできず。
顧問は怪我はそれほどなかったが、気絶していた。

Aは頭はすごく良い。テストの順位の張り紙にいつも名前が載ってた。
でもいくら頭が良くても性格がアレでは学校生活はできない。
Aは結局退学していった。部活はしばらく活動停止。顧問はあんなに怖い目にあったのに翌日には明るい笑顔を振りまいてた。

いったいAはなんだったのだろう・・・