【いいお話し】1年振りに里帰り→空港のロビーで私「迎いに来てくれる予定の姉がいない」→姉『ココよ、妹!(30kg痩せた別人になっていた)』→私&夫「病気??」→実は・・・

「姉ちゃん、居ないねぇ〜」主人や娘と話していると「妹!姪ちゃん!!」姉の声がする。
が、声はすれど、姿は見えず。
キョロキョロと姉を探す自分達に向かって、笑顔で手を振る女性が居た。
「何処を見てるの?ココよ、妹!姪ちゃん〜v」

まさか…!!

吃驚した。ここ数年で一番驚いた瞬間だった。
なんせ、独身時代の姉は身長152cm・体重85㌔のおデブちゃん。が、目の前の女性はとってもスリム。
旦那は「新手のドッキリ大作戦か?最近の特殊メイクは凄いなぁ…」小声で呟いていた。
気持ちはよく分かる。
一瞬、本気で現実逃避しかけた自分の耳に、聞き慣れた姉の声が響く。
「こら、妹!たった1年で姉の顔を見忘れたのか、この薄情モン!○○さん、ようこそ!
姪ちゃん、よく来たねぇv疲れたでしょう?さぁ行こう。みんな待ってるよ〜」
娘と手をつなぎ、義兄が待つ駐車場へ向かう姉の背中を見つめながら、「義姉さん、病気なんじゃないのか?」
「まさか、ガン?」ヒソヒソ小声で話していた。

 

296: 恋人は名無しさん 2008/07/07(月) 11:38:32 ID:IH/kfZml0

実家に到着し、姉と二人っきりになった時「姉ちゃん、どこか悪いの?」と聞いた。
怖かった。大好きな姉がガンだったら…そう思うと、怖くて怖くて堪らなかった。
半べそをかきつつ質問する私に対し、姉はアッサリと「イヤ、どこも問題ないよ?」と言う。
「嘘だ!」「本当だよ?医師のオスミ付だし、間違いないよ?」
内心『藪医者め!!』と悪態をつきつつ、「こんなに痩せているのに、どこも悪いわけないじゃん!
他の病院へ行こう!ねぇ、○○先生に診てもらおうよ」
(私は元看護士。出産と主人の転勤の為に退職したが、○○先生は私が最も信頼する名医)
「イヤ、その○○先生のオスミ付なんよ」
「ハァ?!」
姉によると以下の通だった。

利用者100万人

 

婿養子希望・将来は親と同居希望。
こんな険悪物件の自分には、永遠に結婚出来ないだろう…。
そう思い込み、外見を構わず暴飲暴食を繰り返していた。
が、こんな自分にも縁があって結婚する事が出来た時、本当に嬉しかった。
それと同時に、旦那(義兄)に申し訳ないと思った。
旦那が自分の体型のせいで嘲笑われているのを感じたし、悔しかった。
なんとかして周囲を見返してやりたい!!
そう思って医師に相談「自転車で走る事」を勧められた。
(水泳も勧められたが、絶対に水泳議は嫌だと拒否したらしい。)
最初は10㌔から始めて、今は(雨の日以外は)毎日50㌔前後を走っている。
初めの1ヶ月で3㌔のダイエットに成功して、現在は46〜48㌔になった。

「ただね…。洋服代が馬鹿にならなくってねぇ…ゴメン、あんたのお下がり勝手に着させてもらってるわ」
姉のタンスには私が「もう着ないから」と母に押し付けた洋服がギッシリつまっていた。
リアルにorzとなったけど、姉がガンじゃなくて本当に良かった。
後で主人にも報告。「良かったね。義姉さん、幸せなんだね」の一言に、惚れ直したのはココだけの話。

引用:◇修羅場◇part61
画像出典:photo AC

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