ぶち切れたSは彼氏にボコられたくなかったら来週までに10万持って来いと脅した。
誰もBを助けることできずBはどうしようと苦しんでいた。
なんとかBを助けようと考えたんだがオレの近所に昔から兄のように慕っていたD先輩がいた。
その先輩に駄目もとで助けを求めてみようとBと一緒にD先輩の家に行った。
D先輩の家に何年かぶりに入ったんだがそのときD先輩がそのヤンキー高校に行ってたとわかった。
たまたまD先輩の友達が2人遊びに来てて一緒にBを助けてもらえないかと話を聞いてもらった。
事の詳細を伝えたらD先輩が少し驚いた感じでこう言った。
「Sのことはよく知っている。その彼氏って言うの多分俺だわ。」
そのとき俺とBはびびった。もしかしたらD先輩のしばかれるんじゃないかと。
でもよくよく話を聞いてみたらD先輩達はSとそのグループによく懐かれているだけだと。
しかも内心うざいので相手にしていないとの事だった。
でももしかしたら本当に彼氏がいるのかもしれないということで調べてみるということになった。
そんで次の日D先輩から電話があった。
どうやらS達はそのヤンキー高校のヤンキー達に近寄って色々付きまとっているらしかった。
付きまとわれている人たちの大半がうざがっていて彼氏と呼べるような人はいなかったらしい。
S達は彼氏がいるんだとうそを言ってクラスメイトを脅していたことだとわかった。
そのことが判明した次の日、Sのグループが帰った後クラスメイト全員を集めて詳細を暴露した。
DQNグループだけではなくS達からいじめを受けていたやつらはぶち切れ。
すぐに囲んでボコろうって話になったんだがどーせならBが10万円を渡すことになっているので
その時みんなで反撃をしようということになった。
次の日からすS達を見ていてむかつくのを通り越して滑稽でしかなかった。
後ろ盾がないにもかかわらず女王様ぶっている姿が間抜けだった。
S達が威張り散らして教室から出たときはクラスみんなで大笑いだった。
Bが金を渡す時になった。Bは一人で体育館裏に来いと言われた。
俺達はみんなで色んなところに隠れて様子を見ることになった。
そんでS達が来たとき金を渡せと言ってきたんだがBがニヤニヤしてみんなを呼んだ。
クラスみんなで囲まれたS達はさすがにびびっていたがすぐに開き直って
「私らに手出したら彼氏とその仲間にボコられるんぞ。」とSが怒鳴った。
でもみんなは大笑いして馬鹿じゃねーのと罵詈雑言。
もうすでに彼氏なんかいないことの裏が取れていることを言われてS達は大泣きしながら発狂ってた。