理由を聞いても「俺君のことを好きなのかどうか分からなくなった。
この先一緒に生活していくより、自分の人生を考え直したい」とか言って
俺の方は全く納得できず、説得しようとしても「とにかく嫌!もう離婚したい!」と。
具体的な理由を言わず離婚したいってことならば、
俺としては慰謝料請求することになるがそれでもいいかと聞いたら
「別に構わない。とにかく離婚して」と言い、
その様子からもう無理なんだなと思って白旗をあげた。
ところが、財産分与の話になると訳の分からないことを言い出した。
妻は結婚後に得た財産は夫婦のもの、と友人に言われたらしいんだな。
だったら家賃収入を産む駐車場かマンションのどちらか、
あるいはそれぞれの半分の権利を得たら、楽に暮らしていけると思ったようだ。
それだけ貰えたら慰謝料なんて微々たるものだと言う計算だったらしい。
その認識が間違っていることを知った途端に“気の迷い”を理由に離婚要求撤回。
友人から聞いたことを真に受けて自分で調べもせずに離婚を求めてきた
その頭の悪さが衝撃だった。
自分の妻はそこまで馬鹿だったのかと情けなかった。
どんなに泣きながら謝られようと、妻の裏の顔と言うか
お金に対する醜さに気付いてしまった以上、俺の方が御免だった。