以前住んでたマンションで、義妹が遊びに来たことがあった。
その日、うっかり長財布をカウンターキッチンのところに置きっぱなしにしてて、義妹が帰ったあと万札が無くなってたことがあった。
夫にそれを話したが、勘違いだろうと信じてくれなかった。
でも間違いなく、その日の午前中に銀行で３万おろしたはずで明細もあるのに義妹が来て帰るまでの２時間の間に１枚消えたんだ。
証拠がない以上どうにもできなかったけど、その事があってから信用してない。
でもシッターはどうしても嫌だと言って聞かなくて、時間もなかったので仕方なく義妹に頼むことにしたんだが、
緊急用のお金（10万）と、頂き物の商品券（７万ほど）とかを入れてる引出しの脇の部分に半紙を貼り付けておいた。（私、趣味書道）
引出しを開けたら破れるように。夫には内緒で。

そして父の見舞いを済ませて自宅に帰ってきた時、リビングに入ったところで「実は」と夫に仕掛けの事を打ち明けた。
義妹には和室には入らないようにと言ってあった。
以前の疑いがどうしても残っていたので、申し訳ないとは思ったけどその和室の引き出しにこういうトラップを仕掛けた。
今から確認するので、一緒に見てほしいと言った。そしてふたりで確認。破れてた。
10万円あったお金が２万減ってて、商品券はまるまる無くなってた。
翌日義妹が鍵を返しに来た時、夫が問い詰めたら前回のことも含めて認めたが「こんなことやって引っ掛けるなんて！卑怯者！」と罵られた。
そして義妹が帰って行ったあと、夫から冷ややかな目で見られた。
「妹のやったことは許されないことだけど、身内を疑ってこんな手の込んだことをして追いつめるおまえに寒気がする」って言われた。
私は、「二度もこんなことがあったら、もしかしたら二度じゃなかったのかも知れないと思ってしまう。
そして今回こういう事をしたのは、あなたが信じてくれなかったから。
あの時、ちゃんと対応してたら今回のことは無かったと何故思えないの？
あなたがシッターさんを信用できなくて嫌がるのと同じように私は義妹を信じてないから家に入れたくなかった。
何にしろ、現実に義妹は窃盗と言う行為をしたのだから、私のことを批難する前に他に言うことはないの？」と私も夫を責めた。
結局この日の溝が埋められてなくて離婚した。