会社では挨拶もそこそこに従業員に業績を聞き、
備品等の導入した年やpCのスペックを勝手にチェックしようとする。
唖然とする両親と従業員さん、まさに顔から火が出そうだった。
更に今度は自宅を見たいと言うのでこればかりは…と思ったが
母が余計な気を回してしまい家へ。
そこでは家に入る前に何故か勝手に庭に行き、メモを取りながら頷き、
「この位だと資産価値は××円ほどかな…」とか何とか、
そして当然の様に家の間取りを調べ、家具なども無遠慮にチェック。
ちなみにその間彼女と彼女母はなにやらハラハラしてて
彼女父が頷いたり納得したりする度に顔を見合わせてニッコリ&ホッとしてる。
俺&両親はまさに「言葉が出ない」っていう状況。
そして「いや~家位の資産家になりますとね、金目当てのおかしな男が来るもんでしょ。
ちゃんとした家の様でねウアハハハハーー」と高笑い、
彼女は彼女母と手を取り合って「良かったぁ~」と大喜び。
送り出した後親父にメチャクソに怒られたよ。「何だあの一家は!」って。
お袋は泣くし俺は疲れきってるしでこっちが泣きたかった。
数日は彼女と連絡をするのを避けてたんだが、電話が来て取ったら
「あの家やっぱり××円位だったんだって~。ほらお父さん言ってたじゃない?
それでね、お父さんがぁ~…ふっふっふっふ、なんと結婚していいって言ってくれましたぁーー!」
調べたのかよ…そして結婚ってなんだよ…
多少の天然ぶりや世間知らずは許せる。
多少のDQN親も許せる。
だけどこの一家パーフェクトじゃん…(‘A`)
結婚してあの一家と縁続きになるなんてとんでもねーよ…
リアルで(;゜д゜)こんな顔になった後(‘A`;)こうなった。
そして「話したい事がある」と言って彼女を呼び出し、
「結婚結婚って言ってるけど、それは絶対に出来ない。あのお父さんと付き合う事は出来ない」
と言ったら焦りつつ
「誤解されやすい人なの!わかり合えたら仲良くなれるよ!」と説得。
それでも「あの傍若無人さは絶対に理解できない」と宣言し
呆然としてる彼女を置いて帰った。