インターホン越しに偽母が泣きながら
「病院で診て貰ったらムチュコタンは子どもの産めない体だった!偽姉は二人とも嫁に行ってから
連絡はくれないし偽父は年金払ってないから脳梗塞になったのに病院にも入院できず世話する人も居ない!
だからあなたの子供を養子に頂戴!元嫁として当たり前でしょ!」という支離滅裂な事を言ってのけた
その時、偶然家にいた義姉が、私が困惑しているのを察知し代わりに偽両親どもに向かって
「そんな頭のおかしな事言われたのに子どもを渡すバカがどこにいるんですか?
今すぐ警察に連絡しますよ」
偽母「何よ偉そうに!我が家は武家の末裔で・・・フジコフジコ
その女が嫁に来るまでは我が家は平和だったのに、その女は疫病神よ!」
義姉「疫病神?嫁ちゃんは福の神を通り越して女神ですよ。
私夫婦で長年不妊治療をしていて半ば諦めていたんですけど昨日遂に妊娠が分かりました。
どうせ子どもが産まれないのも何もかも全て嫁ちゃんのせいだって言ってたんですよね?」
偽母「・・・」
義姉「一歩でもこの家の敷地に入ったら警察呼びますよ。二度と来ないで下さい。」
実は義姉さん、妊娠を伝えるためにうちに訪問したのだ。
その後お姉様は元気な双子の男の子を出産しました。めでたしめでたし。