867: 名無しさん@おーぷん 2017/08/06(日)21:48:44 ID:UjO
その翌年、父が定年になり、実家で食事会をするからと呼び出され、さすがに無視するわけにもいかず出席したところ、その場で妹から
「お父さんの退職金を使って、二世帯住宅を買うことになった。
大きめの注文住宅だから、退職金使ってもローンが残るけど、お父さんは手に職があるから年を取っても非常勤で働けるし、私たちも共働きだから大丈夫。
ただ、そういう事情だし、親のことを罵って、舅姑こそ本当の親だとほざいた姉さんに、今後家のことに関わって欲しくない。
家も土地も、すべての財産は私が引き継ぐ。姉さんには何もやらないって、お父さんもお母さんも言ってる。その代わり、両親の面倒は私が見る」と言い渡され、両親に何かあった場合の遺産について、遺留分以外はすべて放棄する書面に署名するよう命じられました。
となりではウンウン頷く母、小さくなってる父。私は逆らわず署名して帰りました。
868: 名無しさん@おーぷん 2017/08/06(日)21:49:34 ID:UjO
その後、妹は夢のマイホームに住み、家事は母に全部やってもらって、自分は好きな仕事をバリバリやってと、幸せな生活をしていたようです。
でも数年後、全てが変わりました。
父が認知症を発症し、悪いことに、母も怪我が元で体が不自由になってしまったのです。
私にはすぐには知らされず、あとになってわかったことですが、母は不自由な体に鞭打って、父の介護や家事をやっていたようです。
しかしとうてい無茶な話で、父のしっ禁で家の中は汚れまくり、食事はインスタントや缶詰、衣類は汚れたままだったようです。
母は妹に家事や介護をしてくれるように懇願したそうですが、これまで全てを母に頼ってきた妹は、全く家事ができず、ましてや介護なんて無理。
それだけではなく、妹は毎日母を責め続けたそうです。
「私の人生はどうなるの? お父さんお母さんの通院でお金かかって、ローンが払えない!家がこんな状態で暮らせない!子供達だってまだ手がかかるのに!私が仕事辞めたら破産するしかない!なんでこんなことになったの、お父さんお母さんのせいで私の人生メチャクチャ!!」と。
妹から、「姉さんにも介護の義務がある!」と電話があって駆けつけて、私は初めてこういう事実を知りました。