事情は詳しく聞けなかったが、何かアクションがあるかも知れんと思い、暫く警戒していたら、離婚時と変わらず勤めている職場を出た所で待ち伏せされた。
息子が養子だってことは一目で分かったそうだ。
「300万用立てて。そしたら息子さんには黙っててあげるから」
そうぬかしやがった。
ため息が出た。
ここまで落ちてたのか。
息子は自分が養子だってことは知ってる。
引き取った時、息子はもう6歳だった。
最初は赤ん坊の養子を貰うつもりだった。
が、たまたま縁があって出会い、家族になった。
息子は母親を亡くした時の記憶もあり、時々一緒に墓参りにも行く。
そんな息子に何を言われても恐れることはない。
警戒していた俺は常にムネポケットにボイスレコーダーを忍ばせていた。
元嫁の姿を見つけた時、すぐにスイッチをONにしていた。
「息子は全て知ってる。何を言ってくれても構わない。それからこれ」
と言ってボイレコを見せた。
元嫁は下品な化粧で醜い顔をもっと醜く歪ませて去って行った。
本当は顔面パンチを入れたいぐらいだった。
ポケットの中で拳が震えてた。
元嫁にはひとつだけ感謝している。
よくぞ離婚を切り出してくれた。
974: 名無しさん@おーぷん 2016/03/07(月)23:15:36 ID:9bj
>>970
かつて結婚までした女がクソになってるのは気分悪いだろうな