突然、大家が部屋に入ってきた! → 俺「なにか御用ですか?」大家「わかってるのよ?」俺「いや、勝手に押入れ開けないでください」すると・・・
オカルトじゃないがスレタイには沿ってるから投下。
初めての子供が生まれたころ、一階が大家のアパート借りて家族で住んだんだけど、この家での体験談。
平日、育児休暇とってたまたま家族三人部屋にいたとき、不意に鍵を開けるがちゃがちゃという音がして、扉が開いた。
妻と二人何が起きたか判らずぽかんとしていると、大家がづかづかと部屋に入ってくる。
このときはまだ事態がのみこめず
「何か御用ですか?」
なんて間抜けな受け答えしたんだが、
冷静に考えると勝手に鍵開けるのも変だし、玄関口ならともかく部屋にまで勝手に入ってきたのも変。
大家は変な薄ら笑い浮かべながら勝手に押し入れとか開けつつ
「判ってるのよ?」とつぶやく。
さすがに異常さに気がついて、ちょっとむっとしながら
「いや勝手にそこら見るのやめて下さい。何の御用ですか」
と強めに言ったところ、
相変わらず薄ら笑い浮かべながら大家は・・・
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「判ってるのよ。あなたのところで拷問電波出してるのは」
と言い出した。
慌てて部屋から押し出したが、本当にこんなこと言い出す人間を見たのは初めてだった。
その後も拷問電波がひどいだの、あんまりひどいときは救急車やパトカー呼ぶなど色々喋っていたが衝撃的すぎてあんまり覚えていない。
春先になるとたまに救急車が家に来ていたのはこれだったのかと妙なことに感心していた。
それまで多少話にちぐはぐなところはあるものの見た目は普通のおばさんだと思ってたがとたんに怪物めいて見えて来た。
妻と赤ん坊だけのときに襲撃されては堪らんのでそれから部屋探してあわてて引っ越したが、木の芽時になるとああいう人種が悪化するのは本当らしいので、皆も注意してくれ。
もう数十年前の話だけど、今でもあの大家がそこにいるのかは判らない。